【2022】第4戦エミリア・ロマーニャGP 角田くん7位入賞!(4/24)

【2022】第4戦エミリア・ロマーニャGP 角田くん7位入賞!(4/24)

【2022】第4戦エミリア・ロマーニャGP 角田くん7位入賞!

アルファタウリのホーム戦、エミリア・ロマーニャGPでした。

イタリアのエミリア・ロマーニャ州にある今回の舞台イモラ・サーキットは、なんと角田くんが今住んでいる自宅から近いようで、週末はホテルではなく自宅から通っていたそうです。

また、今年初めてのスプリントが行われたGPでもありました。

スケジュールは、FP1 → 予選 → FP2 → スプリント → 決勝。

スプリントのルールが昨年と少し異なり、スプリントの1位〜8位までが8〜1ポイントを獲得。スプリントの順位によって決勝のスタートグリッドが決定されるが、ポールポジションの記録だけは予選で最速タイムを出したドライバーに与えられるとのことです。

抜きにくいイモラでのレースを振り返ります。

ひとこと感想
  • 雨の予選でスピン・赤旗続出。運とタイミングが明暗をわけたっぽい
  • スプリントは、最初と最後だけ見どころ
  • 決勝は結局ほとんど雨降らず
  • 角田くん7位入賞! ガスリーにまず1勝
  • レッドブル1・2フィニッシュで表彰台に戻ってきた
  • サインツの流れ、未だ好転せず
  • レース結果にジャンプ
Embed from Getty Images

予選はウエットコンディションでのスタートとなりました。

Q1では雨は降らずに路面はどんどん乾いていったため、後から走る人がどんどんタイムを更新していく流れに。

その流れの中、アルファタウリの2台はアタックしたタイミングが少し早すぎて、Q1終了直前に次々とタイムを抜かれまさかの2台ともQ1落ち。

16位だった角田くんはガスリーを上回っていたし、15位のハミルトンとは僅差で落ちてしまったのでとても残念でした。

チームとしては大丈夫だと思ってたのかな。ハミルトンは2周連続でアタックしてたし、アルファタウリも連続アタックしてもよかったのでは。気合ではメルセデスに負けてる気がします。

Q2は、サインツの早々のクラッシュ後に雨が降ってしまったため、そのときまでに良いタイムを出せていなかったドライバーは残念ながらチャンスなく終了。

Q3ではマグヌッセン、ボッタス、ノリスが滑って赤旗。そのなかでフェルスタッペンがポール獲得となりました。アタック中に旗が出てしまったドライバーたちは、運がなかったですね。

観客の盛り上がりもすごい。フェラーリのホームだけど、アルファタウリもホームだよ!

さて、その後スプリント。

抜きにくいサーキットでスプリントは21周と短く、タイヤ交換義務もないので、とくに見どころなく終わるかなーと思っていましたが。

最初と最後だけ見どころありました。

スタートは、1番手フェルスタッペンのスタートが悪く、2番手だったルクレールに先を行かれました。

そして最後は、タイヤがだめになりタイムが落ちてきたルクレールをフェルスタッペンがオーバーテイク! これまで見てきた感じでは、タイヤが持たないのはレッドブルのほうかと思われましたが、今回はルクレールのほうが早くタイヤが終わってしまったようです。

そして、角田くんは16位から順位を上げ、12位で決勝をスタートできることになりました。

この動画。笑 やらされてるんだろうな〜笑

決勝は、ウエットではあるものの雨は降っていない状態でスタート。

雨の予報はあり、「○分後に雨が来そう」という無線も何回か流れていました。インターミディエイトタイヤでスタートした後、ペースが落ちてきても、雨を待ちたいためになかなかタイヤ交換に入らない展開。

18周目にリカルドがミディアムに履き替えてから、次々とピットインしましたね。

で、結局雨降らず。笑

最後に再び「ラスト2周で雨の予報」みたいな無線もありましたが、レース展開には影響を与えることなく終了しました。

角田くんはスタート後、他車の混乱もあり12番手から9番手に。中盤以降はマグヌッセンとベッテルをオーバーテイクして、最後はルクレールに抜かれたものの7位入賞!

オーバーテイクのシーンはしっかり放送されて、良かったですねぇ〜〜!

私は映して〜と思いながら、サッシャさんと中野さんも映してほしいと言いながら、画面の左横に出てくるインターバルのタイムでどの程度近づいているか確認してましたが、マグヌッセンとのシーンはしっかりと、そしてベッテルとのシーンはルクレールのピットアウトを空中から映したついでに? 映りました。(オーバーテイクとピットアウトを両方映そうと思って空中カメラに切り替えたのかな? だったらすごいな)

抜いてからは、どうかクラッシュせずに無事に走り切ってくれ、と祈っていました。

そしてガスリーよりも上位でフィニッシュ。やっぱりこれがまず重要ですよね。ガスリーは、スプリントで周くんと接触してしまう不運があったという部分もありましたが、角田くんもミスせず走り切りました。

すごいです。

レースでの強さもそうだし、チームへの感謝のコメントからも昨年からの大きな成長が感じられます。

昨年はこのイモラGPからどんどん流れが悪くなってしまっていったので、そのリベンジにもなったと思うし、今後の良い流れを予感させる良いレースだったと思います。

今回の表彰台はレッドブルの1・2フィニッシュ&ノリス。

ルクレールがまさかのスピンで順位を落としました。最近のルクレールはすごく冷静で、ミスもしないし盤石すぎるなー... と思っていましたが、まぁたまにはこういうこともあるよね。"I was too greedy"(欲張りすぎた)というコメントを残しています。

フェルスタッペンのポイントも少しずつ回復してきました。

これまでのところ、ルクレールが86ポイントで1位、フェルスタッペンが59ポイントで2位、ペレスが54ポイントで3位。今年はメルセデスというかハミルトンがだめっぽいので、コンストラクターズの優勝争いはフェラーリとレッドブルでしょうか。

ノリスは、下位に沈んだ初戦からは想像できないほど上がってきていますね。よかったですね。

私が心配なのはサインツです。。

前回まで流れが悪く、今回も予選Q2でクラッシュ。今回こそは決勝で良い結果を...! と願っていましたが、スタート後の接触で再びリタイア。。かわいそうです。

どうしてこうツイてないときはツイてないんでしょうか。

フェラーリとの契約も2024年まで延長になったようなので、焦りすぎずにがんばってほしいです。

アロンソも、おそらくミックとの接触でマシン側面に大穴が開いてしまい、すぐにリタイアとなってしまいました。不運です。次戦に期待。

ミック、周くんはパッとしない結果でしたが、アルボンは最後尾から12位! チームメイトのラティフィと比べても、やっぱりアルボンはすごいなぁ。

アルボン、ガスリー、ハミルトンのトレインは、結局最後まで変わらなかったんですね。ず〜っとやってたけど。

最後にラッセルとボッタスの順位が並んで争いが生まれたのは、どうしても因縁を感じるよね。笑 昨年はクラッシュして、ラッセルの言動が物議を醸してました。

結局ボッタスはラッセルを抜けず、ラッセル4位、ボッタス5位。

それにしてもラッセルも不運だよな〜と思うのは、ようやくつかんだメルセデスのシートなのにマシンの競争力がイマイチで、自分が追い出した形のボッタスと順位を争っているという現実。ボッタスの方が良いマシンに乗ってるかもしれないまである。まぁそりゃラッセルもウィリアムズに乗ってるよりは全然良いだろうけど。

今のところ成績はラッセルの方が上ですが、ボッタスがこんな上位で戦うとは昨年移籍が発表されたときは全然想像できなかった。

アルファロメオのマシンが良いのもあるし、やっぱりボッタスの経験も侮れないものなんでしょう。1年目の周くんはボッタスほどはまだ走れてないし。

ミックも、マグヌッセンに負けずにがんばってほしい。

2022年第4戦エミリア・ロマーニャGP結果

順位 ドライバー 所属
1 マックス・フェルスタッペン * レッドブル
2 セルジオ・ペレス レッドブル
3 ランド・ノリス マクラーレン
4 ジョージ・ラッセル メルセデス
5 バルテリ・ボッタス アルファロメオ
6 シャルル・ルクレール フェラーリ
7 角田裕毅 アルファタウリ
8 セバスチャン・ベッテル アストンマーティン
9 ケビン・マグヌッセン ハース
10 ランス・ストロール アストンマーティン
11 アレックス・アルボン ウィリアムズ
12 ピエール・ガスリー アルファタウリ
13 ルイス・ハミルトン メルセデス
14 エステバン・オコン アルピーヌ
15 周冠宇 アルファロメオ
16 ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ
17 ミック・シューマッハ ハース
18 ダニエル・リカルド マクラーレン
NC フェルナンド・アロンソ(DNF) アルピーヌ
NC カルロス・サインツ(DNF) フェラーリ

* ファステストラップ
NC: Not Classified
DNF: Did Not Finish

F1を観る方法

F1のレースはDAZNもしくはフジテレビNEXT(スカパー!・ネット配信)で視聴可能です。

いずれも、レースの模様はもちろん、フリー走行、予選、レース前の準備中の映像なども中継されるので、ドライバーのいろんな一面が見られます。

詳細な比較記事はこちらF1を観るには:DAZNとフジテレビNEXT比較

2022年のF1レース観戦記

NEXT PREV