スペイン語の接続法過去完了の使い方

スペイン語の接続法過去完了の使い方

今回は、スペイン語の接続法過去完了の使い方についてまとめました。

スペイン語の接続法過去完了は、過去のある時点よりさらに過去に起きたことを、話者が感情や疑念を込めて表現するときに使います。

Los padres estaban preocupados de que su hija se hubiera perdido en el camino.
両親は、娘が道に迷ってしまったのではないかと心配していた。

また、「〜だったらなぁ」「〜すればよかったのに」など過去への願望、後悔の気持ちを表すときにも使われます。

Ojalá hubiera tenido una cámara entonces.
あのときカメラを持っていればなぁ。

上記の他にも使い方があるので、例文や接続法過去との違いもあわせて紹介していきたいと思います。

活用を先に確認したい方はこちら接続法過去完了の活用形

目次

スペイン語の接続法過去完了とは

スペイン語の接続法過去完了は、過去のある時点よりさらに過去に起きたことを、話者が感情や疑念を込めて表現するときに使う時制です。

形は、hubiera(haber の接続法過去)+ 過去分詞 でつくります。

Nos sorprendió que se hubiera comido toda la comida solo.
彼が1人で料理を食べ尽くしてしまったことに私たちは驚いた。

上の例文では主節で sorprendió という感情の動詞が使われているので、従属節は接続法になります。

そして、彼が料理を食べ尽くしてしまったのは主節の動作(過去)より以前に起きたことなので、従属節では hubiera comido と接続法過去完了が使われています。

実際には、上記を含めていくつかの意味と使い方があるので次の章でまとめます。

スペイン語の接続法過去完了の使い方

スペイン語の接続法過去完了の使い方には、以下の4種類があります。

スペイン語の接続法過去完了の用法
  • 過去のある時点よりさらに過去に起きたことを、感情・疑念を込めて表す(時制の一致)見る
  • 過去に対する願望や可能性、後悔を表す見る
  • 過去の事実とは異なる仮定を表す見る
  • 「まるで〜であったかのように」という表現で使う見る

それぞれ例文とともに見ていきます。

見るをクリックすると、各章に飛びます。

過去のある時点よりさらに過去に起きたこと(時制の一致)

感情や願望、疑念などを表す動詞が主節で使われるとき、従属節は接続法になります。

このとき、主節の動詞が過去形で、従属節でそれより以前に起きたことを述べる場合、接続法過去完了が使われます。

Los padres estaban preocupados de que su hija se hubiera perdido en el camino.
両親は、娘が道に迷ってしまったのではないかと心配していた。

上の例文では、娘が道に迷ってしまった(のではないか)ということは、両親が心配していたという主節よりも以前に起きているはずのことです。

主節の動作(過去)よりもさらに過去に起きたことは、接続法過去完了を使って表します。

No creí que se hubiera acabado la gasolina.
ガソリンがなくなっていたとは思わなかった。

No creímos que hubieras llegado tan temprano. Tú nunca llegas temprano.
君がそんなに早く着くなんて思ってなかったよ。君はいつも遅れるからさ。

El padre negó que su hijo hubiera roto las ventanas.
父は、息子が窓を割ってしまったことを否定した。

Carlos estaba decepcionado de que Margarita se hubiera casado.
カルロスは、マルガリータが結婚してしまったことにがっかりしていた。

No sabía que hubieras comprado una casa tan bonita.
君がそんな素敵な家を買っていたなんて知らなかったよ。

接続法過去との違いは?

接続法過去は「さらに過去」を表しません。従属節で接続法過去を使うのは、主節の動詞と同時か未来に起きることを表すときです。

Le pidió a su padre que le comprara una moto.
彼は父にバイクを買ってくれるよう頼んだ。

Era natural que todos estuvieran tristes al escuchar la noticia.
その知らせを聞いてみんなが悲しむのは当然だった。

主節が過去形の場合、従属節の時制は次のようになります。

  • 主節の動詞と同時か未来に起きること:接続法過去
  • 主節の動詞より以前に起きたこと:接続法過去完了

関連記事スペイン語の接続法過去の使い方(時制の一致)

過去に対する願望や可能性、後悔

すでに終わってしまった過去の出来事に対して、願望や可能性、後悔を表すときにも接続法過去完了を使います。

意味:〜だったらなぁ(実際は違ったけど)、〜すればよかったなぁ(実際はしなかったけど)

実際にはそうじゃなかったけどそうすればよかった、と過去を振り返って表現するときの言い方です。

Ojalá me hubieras dicho la verdad.
私に本当のことを言っていてくれたらさ。

Ojalá hubiera estudiado más para el examen.
試験にむけてもっと勉強しておけば良かったなぁ。

Ojalá no hubiera llovido el día de nuestra boda.
結婚式の日に雨が降らなかったらよかったのに。

Ojalá をつけずに言うこともあります。

Hubiera sido mejor no decir nada.
何にも言わないほうがよかったね。

Hubieras venido a la fiesta. Fue muy divertida.
君もパーティーに来たらよかったのに。すごく楽しかったよ。

過去の事実とは異なる仮定

Si + 接続法過去完了で、実際に過去に起きたこととは異なる仮定を述べます。

意味:もし〜だったら、(〜だっただろう)

帰結節には過去未来完了を使います。

過去未来完了は、habría(haber の過去未来)+ 過去分詞でつくります。

Si hubiera tenido dinero cuando era estudiante, habría ido a España a estudiar.
もし学生のときにお金があったら、スペインに留学に行っただろう。

学生時代を振り返って、そのときお金があったら留学に行っただろうという意味です。
実際には学生のときにお金はなく、留学には行かなかったことになります。

Si me lo hubieras pedido, te habría acompañado.
もし私に頼んでくれてたら、君と一緒に行ったのに。

Si hubieras tomado la medicina, te habrías sentido mejor.
もし薬を飲んでいたら、もっとよくなっていただろうに。

Si hubiera cerrado el coche con llave, no lo habrían robado.
もし車に鍵をかけていたら、盗まれることはなかっただろうに。

仮定の帰結だけを、過去完了を使って言うこともあります。

No hubiéramos llegado tarde, pero había tráfico.
(渋滞がなければ)遅れることはなかっただろうが、渋滞があったんだ。(だから遅れた)

No hubiéramos abordado ese avión sin su ayuda.
彼女の助けがなければ、その飛行機に乗っていなかっただろう。

接続法過去との違いは?

接続法過去では、現在の事実と異なる仮定を述べます。

Si tuviera tiempo, iría al cine.(接続法過去)
もし時間があれば、映画館に行くだろう。
(実際には時間がなさそうなので、映画館には行けないだろうが)

Si hubiera tenido tiempo, habría ido al cine.(接続法過去完了)
時間があったら、映画館に行っただろう。
(実際にはそのとき時間がなかったので、行かなかったが)

関連記事スペイン語の接続法過去の使い方(現在の事実と異なる仮定)

「まるで〜であったかのように」

Como si + 接続法過去完了を使った表現です。

意味:まるで〜であったかのように

Juan habló como si hubiera estado en Japón.
フアンはまるで日本にいたかのように話した。

Los niños veían la televisión como si no hubiera pasado nada.
子どもたちは、何事もなかったかのようにテレビを見ていた。

Estaba muy contenta como si su sueño se hubiera hecho realidad.
彼女は、まるで自分の夢が叶ったかのようにとても喜んでいた。

Gasta mucho dinero como si hubiera ganado la lotería.
彼はまるで宝くじに当たったかのようにお金を使っている。

接続法過去との違いは?

Como si + 接続法過去は、「まるで〜であるかのように」の意味になります。

El anciano habra como si supiera todo.
その老人は、すべてを知っているかのように話す。

El alumno se comportó como si fuera un maestro.
その生徒は、まるで先生のように振る舞った。

関連記事スペイン語の接続法過去の使い方(まるで〜のように)

スペイン語の接続法過去完了の活用

接続法過去完了は以下の形となります。

haber の接続法過去形 + 過去分詞

-ra 形の接続法過去完了形
hablar
yo hubiera hablado
hubieras hablado
él hubiera hablado
nosotros hubiéramos hablado
vosotros hubierais hablado
ustedes hubieran hablado
-se 形の接続法過去完了形
hablar
yo hubiese hablado
hubieses hablado
él hubiésemos hablado
nosotros hubiéramos hablado
vosotros hubieseis hablado
ustedes hubiesen hablado
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