スペイン語で聞き返したいときに使えるフレーズ集

スペイン語で聞き返したいときに使えるフレーズ集

スペイン語で聞き返したいときに使えるフレーズ集

スペイン語で相手が何を言ったのか理解できなかったとき、もう一度言ってほしいときに使えるスペイン語で聞き返すときのフレーズをまとめました。

リスニング力の習得には時間がかかりますが、会話では、一回で聞き取れなくても聞き返せば大丈夫です。

聞き取れなかったときに備えて、聞き返しのフレーズをいくつか覚えておきましょう。

目次

聞き取れなくても焦らない。落ち着いて聞き返そう

相手が何を言っているかわからないときは、焦らずに落ち着いて聞き返していきましょう。

母語同士の会話でも聞き返すことはよくあることですし、ネイティブではない私たちが聞き返しても何の問題もありません。

スペイン語で聞き返すときに使えるフレーズ

簡単で誰に対しても使える

¿Perdón?
もう一回お願いします。

Otra vez, por favor.
もう一回お願いします。

Más despacio, por favor.
もう少しゆっくりお願いします。

シンプルで、かつ誰に対しても使える万能な言い方です。

por favor をつけていれば丁寧な感じが伝わりますし、嫌な顔をされることもありません。

依頼文の形で言いたいとき

丁寧に文章の形で言いたいっていう場合は、こういう言い方があります。

¿Puede(s) decirlo otra vez?
もう一度言ってもらえますか?

¿Puede(s) hablar más despacio?
もう少しゆっくり話してもらえますか?

¿Puedes 〜? だと tú に対応したカジュアルな言い方、¿Puede 〜? ¿Quiere 〜? だと usted に対応したより丁寧な言い方になります。

私が住んでいた場所では、高齢の方でなければ見知らぬ人でも tú で話していたので、聞き返すときに限らず何か頼むときなどは ¿Puedes 〜 ? を使っていました。

por favor をつけたい場合は、最後に付け加えて言えば OK です。

もっともっと丁寧な言い方

参考書などにはこういう言い方も載ってるかもしれません。

¿Podría hablar más despacio, por favor?
もう少しゆっくり話していただけますか?(超丁寧)

ただ、ここまで丁寧な言い回しを使っているのはほとんど聞いたことないですね。

もちろん意味は通じるし間違ってないので、使っても問題ありません。

友人同士なら

友人との会話では、こういう言い方がよく使われます。

¿Cómo?
なんて?

¿Cómo cómo?
なになに?

日本語でも「え、なになに(もう一回言って)?」って言い方しますよね。他の言語でもこんな言い方あるんだな〜って興味深く感じます。

ネイティブとの会話では、¿Cómo? は私が言われることも多かったですね。笑 単語を間違って使っていたり、発音がわかりにくかったりしたときなどに言われていたように思います。

メキシコ限定

メキシコでは、こう聞き返されることもあるかもしれません。

¿Mande?
なんて?(なんと言いましたか?)

友人同士でも、親しくない間柄でも使われます。

mande というのは mandar(命令する)の活用形で、mande usted(命令してください)の意。スペインによる植民地統治の名残だと聞いたことがあります。

一部だけ聞き返す

一部だけ聞き取れたときなんかは、

¿Dijiste 〜〜?
〜〜って言った?

みたいに聞き返すこともありますね。自分が聞こえている内容を相手に伝えつつ、確認する感じです。

わからなかった、と伝える

ストレートに聞き返しにくいとき、また、聞き返してもやっぱりわからないようなときは、こういう風に伝えることもあります。

Perdón, no te entendí.
ごめん、君が言ったこと理解できなかった(何て言ったのかわからなかった)

このフレーズは、教室で先生が生徒によく言っているのを聞きました。

単純に声が小さかったり声が紛れてしまって聞こえない場合にも使われていたし、発言内容が曖昧で言っている意味がわからない、という場合にも使われていました。

※スペインでは Perdón, no te he entendido.という言い方になると思います。

こう伝えると、話者はもう少しゆっくり大きな声で発言しよう、もう少し違う言い方で説明しよう、という意識になるようです。

聞き返してもわからないとき、違った言い回しで説明してほしいときなどに、ちょっと困ったような雰囲気を出しつつ使ってみると良いフレーズだと思います。

te にするか le にするかは、その土地の習慣や相手との関係性、シーンなどによって変えましょう。

もう少し遠慮がちに言いたい場合、自分の理解に自信がないような場合には、ちょっとぼかす表現を入れて、

Perdón, creo que no te entendí bien.
ごめん、なんて言ったのかちょっとよくわからなかった気がする

のようにしても良いですね。

番外編:聞き取れたけど、意味がわからないとき

聞き取れはしたけど、知らない単語だったり、文章がどういう意味か理解できなかったときには、こういう言い方があります。

¿Qué quiere decir eso?
それ、どういう意味?

単語に対しても、文章に対しても使えます。

落ち着いて聞き返せるようになると会話もつながっていくので、ぜひうまく取り入れてみてください。

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