メキシコ風 Caldo de pollo(鶏と野菜のスープ)のすすめ
Caldo de pollo(カルド デ ポジョ)は、メキシコのスープ料理のなかで私が最も好きなもののうちの1つです。
caldo はブイヨン、pollo は鶏肉なので、直訳するとチキンブイヨンですかね。もちろん鶏のだし汁として使えますが、野菜も煮込むしそのまま飲めるスープなので、私は鶏と野菜のスープと呼ぶほうがしっくりきます。
メキシコで食べたいつかの Caldo de pollo |
やさしい味で、あたたまります。
メキシコのお店で頼むとどこでも味のベースは一緒ですが、入っている野菜はお店によって違っています。お米が入っていることも。
胃に優しく体の調子が良くないときにも飲みたくなるので、日本でおかゆを食べるようなシチュエーションにもぴったりなスープだと思います。
自分でつくるときは、こんな感じで簡単につくります。
Caldo de pollo のレシピ
材料(2人分)
- 鶏胸肉 1/2枚
- 玉ねぎ 1/2個
- にんじん 少し
- にんにく 1〜2かけ
- 水もしくは野菜ブイヨン 400〜500ml
- 塩 小さじ1/2〜
※ 野菜はお好みで追加してください。メキシコで多いのは、ズッキーニ、セロリ、じゃがいもなど。マッシュルームも良いと思います。
※ お好みで、食べる直前にアボカド、シラントロ(パクチー)、チレ(唐辛子/チレセラーノやハラペーニョ)、リモン(メキシコのレモン。日本のライムのようなもの)、トマトなどを加えても良いです。
つくりかた
- 鶏胸肉は、分厚い部分に包丁を入れて開いておく
- 玉ねぎは薄切り、にんじんは細切りにする
- 鶏胸肉、玉ねぎ、にんじん、つぶしたにんにく、お好みの野菜を鍋に入れ、水を加えて中火にかける
- 沸騰したらあくを取り、弱火で煮込む
※沸騰状態でぐつぐつ煮ると鶏肉が固くなるので、沸騰したらすぐに弱火にする
※火を止めて蓋をした状態で放置してもOK - 20分ほど煮込む or 放置したら、鶏肉を取り出しておく。野菜はとろんとなるまで煮込む
- 鶏肉の粗熱が取れたら手で細かく割いて、鍋に戻す
- 塩を加えて味を調整したら、できあがり
蓋つきの厚めの鍋でつくれば、一度沸騰したあと火を止めて蓋をして放置するだけでもできあがるので、時間があるときはそうしています。お肉が固くなる心配もないし、野菜も柔らかくなります。
水から煮込むだけでつくれますが、私は野菜で取ったブイヨンを冷凍ストックしているので、つくるときはだいたいそれを使います。
▼ 野菜だし(ブイヨン)の取り方
夜食スープに使える野菜だしの取り方と、毎日のスープづくり
ここ1年ほど、平日の夕食はスープ+白いご飯、もしくはスープのみという生活を続けています。 そこで始めたのが、野菜のだし(ブイヨン、スープストック)を取ることでした。
味付けは塩だけで美味しくできます。コンソメや鶏がらスープの素などを入れなくても大丈夫。やさしい美味しさにほっとします。
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我が家のシンプルな Caldo de pollo |