ティカル遺跡訪問記(1)行き方、ツアー、チケット購入方法【2019】

ティカル遺跡訪問記(1)行き方、ツアー、チケット購入方法【2019】

グアテマラにあるマヤ文明最大規模の都市ティカル

他のマヤ遺跡同様なかなか行きにくい場所にあり、かつチケットの入手に面倒がありますが、ぜひ行っておきたい遺跡です。

今回は、ティカルへの行き方と、ホテル、ツアー、チケット購入方法についてまとめました。

訪問日:2019年12月

目次

ティカル遺跡とは?

グアテマラ北部のペテン県にあり、マヤ遺跡の例に漏れず密林に囲まれた遺跡。1955年に自然遺産、1979年に文化遺産に登録された、数少ない複合遺産のうちの1つです。

この地には、紀元前6世紀頃から集落が形成されたようです。紀元後4〜9世紀に繁栄を迎え、マヤの重要な中心地となりました。最盛期には6万人もの人々が住んでいたとのこと。その後、他のマヤ王朝同様10世紀頃に放棄されています。

17世紀、スペイン人により発見されましたが、一般的に知られるようになったのは19世紀後半になってから。1955年になってアメリカのペンシルベニア大学により発掘が行われたものの、未だ大部分は発掘されていないそうです。マヤ文明の遺跡、やっぱり外国人によって発見・発掘されることが多いですね。

遺跡には神殿ピラミッド、宮殿、天体観測所などがありますが、他とは一風変わった背の高いピラミッドが特徴です。

1号神殿

この遺跡、とにかく広いです。ティカル国立公園の面積は576km²もあり、1日ですべてを回るのは厳しいと思います。

公園内は基本的に森で、要所要所で建造物が現れてくるといった感じ。見学時は、ひたすら森の中を歩きます。入口に入ってから建造物の1つにたどり着くまで、軽く30分くらい歩いたと思います。

森なので、遺跡だけではなくさまざまな動植物ウォッチングが楽しめるのもポイント。動物は300種以上、植物は200種以上も生息しているそうです。キツツキのつつく音、ホエザルのなき声など、耳を澄ませるといろいろ聞こえるし、運が良ければ写真も撮れます。

と言っても素人の観光客が動物を見つけて判別するのは難しい。プロのガイドさんが歩きながらいろいろ教えてくれます。ガイドさん、すぐにどこにいるか見つけるし音も聞き分けるのでさすがだなーと思います。

日光浴中のハナグマ。人慣れしていて近寄っても全く動じない

ティカルはテオティワカンとの交流があったことでも有名です。テオティワカンの衣装を着た人物が描かれた石碑が発見されています。

テオティワカンって遠すぎでしょ。
今 Google マップで調べてみたら、テオティワカンからティカルまで約1,200km。整備された道もなかったはずなのに、どうやって移動したのか不思議です。ティカルの森は初めて来た人が自力で進めるような場所ではないので、案内人もいたことでしょう。
メキシコ中央高原の最重要都市テオティワカンから、マヤの最大都市ティカルへの要人訪問。一大イベントだったんだろうなと想像します。

ちなみにメキシコの遺跡でもよく発見されている翡翠は、メキシコ国内では採ることができず、グアテマラ地域の都市との交易でしか得られませんでした。ケツァールの羽も同様。ティカルはそうした交易の中心地となっていました。

あとスターウォーズのロケ地にもなっているみたいです。
(私は見ていないのでピンと来ませんでしたが)

ティカル遺跡への行き方、ツアー、ホテル

観光拠点はフローレス

ティカルへの観光拠点はフローレスという町になります。フローレス島か、陸側のサンタエレナからティカルに向かいます。

なので、まずはフローレスへ。
首都グアテマラシティからフローレスまでは飛行機で1時間、バスで7〜8時間です。

ティカルへは、シャトルバス利用が一般的

フローレスからティカルまでは、ツアー会社のシャトルバス送迎・ツアーを利用するのが一般的です。ティカルまでは1時間〜1時間半ほど。

各ツアー会社では、1日に複数の出発時間が用意されているようです。送迎は往復チケットなので、ティカルに日帰りで行く場合はこちらを利用するのが良いと思います。

送迎+ガイドのコースと、送迎のみのコースがあるようです。

観光地のフローレス島にはツアー会社がたくさんあるみたいなので、時間がある場合は現地で探せばOKだと思います。

Tikal Inn の送迎とガイドツアー

私は今回フローレスでツアー会社を探す時間がなかったため、予約していたホテル Tikal Inn(ティカル遺跡のすぐそばのホテル)が提供している送迎とガイドツアー(デイツアー&サンライズツアー)を利用しました。

※グアテマラシティからフローレスまでは飛行機で移動。フローレスに夜到着の便だったので、フローレスのホテルに一泊して翌朝ティカルに向かうスケジュールでした。

現地で前日の夜にツアーを探すのはリスクが高いと考え、事前予約ができるホテルに送迎を頼みました。

実際には、前日の夜でもなんとかなったかもしれません。というのも、フローレスの空港から宿泊ホテルに向かう混載タクシーの中で、運転手さんにティカル送迎をオファーされたため。

現地で探す場合は現地で歩きながらツアー会社を探すか、タクシー運転手さんやホテルに相談しても良いかもしれません。

ちなみに混載タクシーは、空港から宿泊ホテルまで1人25ケツァールでした。空港からの移動は、ホテルに頼んでいない限り他に選択肢はなさそうです。Uber もありません。

ティカルインの送迎は、フローレスの宿泊ホテルでピックアップしてもらえます。ただ指定された時間通りに待機していましたが、ドライバーさんは15分くらい遅れての到着でした。。本当に来るのか若干不安になりましたが良かったです。

その後空港に寄って、飛行機で到着したばかりのお客さん1名をピックアップしてからティカルへ向かいました。

ティカルまで、ホテルの送迎はツアー会社より割高だったと思いますが、事前予約ができる点、混んでいない点は良かったです(大型バンにお客3名だけ)。

それからティカル遺跡のホテルに宿泊したのは正解でした。ツアー後に部屋で休憩できるし、朝4時集合のサンライズツアーにも参加しやすい。フローレスからだと、サンライズツアーは朝3時発になってしまいます。

(Tikal Inn の送迎は片道1人10ドル、デイツアー1人20ドル。ツアー会社の場合、往復送迎で1,000円前後のようです)

フローレスからティカルへ

Tikal Inn のガイドさんはホテル専属で、英語かスペイン語かを選べます。私はスペイン語を選び、デイツアーもサンライズツアーも感じの良い若いお兄さんが担当してくれました。

デイツアーは他にお客さんがおらず、プライベートツアーになりました。外国人ということで、配慮してわかりやすいスペイン語で話してくれました(外国人はほとんどが英語ガイドを選択すると思われるので、珍しかったと思います)。

サンライズツアーでは他にネイティブのお客さんが1組いて、ガイドさんのスペイン語もかなり素に近くなりましたが、まったくわからないこともなく楽しめました。

ガイドさんは英語担当とスペイン語担当で複数いて、ツアーの時間帯ごとでシフトが組まれている雰囲気でした。

ティカル国立公園内のホテル

ティカル遺跡のすぐそばに以下3つのホテルがあります。

注意点としては、どのホテルも電気が使える時間に制限があること。以下が利用時間帯です。

  • Tikal Inn:6時半-8時、18-21時半
  • Jaguar Inn Tikal:7-9時、12-14時、17-20時
  • Jungle Lodge Tikal:6-22時

※上記から変更されている可能性もあるので、予約前にホテルのホームページや予約サイトでご確認ください。

私が宿泊した Tikal Inn には、夜間用の小さなライトが部屋に用意されていました。スマホのライトがあれば大丈夫だと思いますが、充電できる時間も制限されるので注意です。

どのホテルにも、ティカルへのツアー(デイツアー、サンライズツアー、サンセットツアー)が用意されています。料金や時間帯が微妙に異なっているので、ホテルのツアーを利用したい場合はツアーを基準に選んでも良いかもです。

サンライズツアーは絶対に行った方が良い!

せっかくティカルに行くのであればサンライズツアーは絶対に参加した方が良いです。絶対です!!

天気の関係で 100% 朝日が見れるわけではないようですが、夜明け前の星空は本当にきれいで、それだけでも見る価値があります。これだけ夜空が美しく見えるのであれば、そりゃあ天体観測したくなるなと思います。

また、日の出の後は入り口ゲートまで戻るのですが、その途中で昼間とは違った雰囲気の建物を見学できます。朝日に照らされる建物は、その影と朝日の色味とでとても神秘的に感じられました。昼間とは別物、別世界のようです。

こんなふうに朝日に照らされた遺跡を見学できるのはティカルだけですし、マヤの人たちが感じたであろう感覚に近づける場所はここだけだと思います。

まだ夜が明けないうちに出発するのでガイド必須だと思います。あたりは真っ暗だし、朝日を見る4号神殿までの道が分からなければたぶん迷子になってしまいます。。

ティカル遺跡のチケット料金、購入方法(2019年版)

以下は2019年12月時点の情報です。

チケットは指定の銀行窓口でのみ購入可

ティカル遺跡、博物館への入場チケットは、遺跡では購入できません

BANRURAL という指定銀行で、市内もしくは国立公園入口の銀行窓口で購入する必要があります。

ガイドさんによると以前は遺跡にチケット売り場があったようなのですが、係員による横領が多発するため2, 3年前に購入方法が変更されたのだとか…。

私はグアテマラシティ市内にある BANRURAL の銀行窓口で、ティカル訪問前日に購入しました。

グアテマラシティ空港に BANRURAL の窓口があると口コミで読んだのですが、実際に空港で尋ねてみたら、もうなくなってた…

フローレスには夜到着予定だったため、グアテマラシティの空港で乗り換えを待つ間に、Uber で市内の銀行まで移動して購入しました。

銀行窓口の場所を探すには以下サイトが参考になるかと思います。フローレス周辺で購入する場合は、FLORES もしくは SANTA ELENA の欄をご確認ください。

チケットの種類と購入方法

遺跡のチケットは、以下の3タイプに分かれています。

  • 通常:150ケツァール(6-18時まで有効)
  • サンライズ:100ケツァール(4-8時まで有効)
  • サンセット:100ケツァール(18-20時まで有効)

例えば、朝日を見て普通に見学もしたいという場合には、通常とサンライズの2枚が必要です。チケットに日付指定はなく、購入から30日間有効。

購入にはパスポートが必要です。

窓口では、どのチケットがほしいのか伝えてパスポートを渡します。スペイン語であれば次のように言えば伝わると思います。

  • 通常チケット1枚:un boleto general de Tikal(ウン ボレート ヘネラル デ ティカル)
  • サンライズチケット1枚:un boleto amanecer de Tikal(ウン ボレート アマネセール デ ティカル)
  • サンセットチケット1枚:un boleto atardecer de Tikal(ウン ボレート アタルデセール デ ティカル)

支払いを済ませると、パスポート番号と名前が印字された領収書が渡されます。このときの領収書がチケット代わりです。

通常チケット(INGRESO AL PARQUE NACIONAL TIKAL)
サンライズチケット(INGRESO A AMANECER)

また、博物館を見学したい人はそのチケットも窓口で購入する必要があります。

  • 博物館:30ケツァール
    un boleto de los museos(ウン ボレート デ ロス ムセオス)

私はそのことを知らず、博物館も行きたかったのに遺跡のチケットしか購入していませんでした。

遺跡に行ってから、銀行で買う必要があったと言われ... 大ショック。悲劇です。

2つある博物館のうち、1つは係員の厚意? でその場で30ケツァール支払い入場できましたが、もう1つは係員に断られ入場できませんでした。非常に残念でした。

泣く泣く諦めた博物館。もう1つの石碑博物館には入場できた

国立公園入口ゲートの銀行窓口について

ティカル遺跡に向かう途中にある国立公園入口ゲートの窓口でもチケットは購入できるのですが、窓口が1つしかないため長蛇の列でした。

年末のハイシーズンだったからかもしれません。チケット購入の際には、1人ひとりパスポートを確認して番号や名前をコンピューターに入力しているので(チケットに印字するため)、時間は相当かかると思います。

また、窓口の営業時間は6時から18時なので、この時間帯以外にゲートを通る場合(朝、フローレスからサンライズツアーに参加する場合)は事前購入必須です。

入口ゲートでは係員が車内乗客のチケットをわざわざ確認してるし、チケット購入のためにシャトルバスや個人の車が駐車してるしで、朝10時頃はすでにひどい渋滞でした。

チケットを持っていたとしても車がゲートを通るのに一苦労な感じです。ティカルに向かう朝8時半頃に通ったときは大丈夫だったんですけどね。オペレーションが有名観光地とは思えない感じでしたが、仕方ありません。

ツアー会社の送迎を利用する場合、チケットはツアー会社がまとめて買ってくれるのか個人で購入するのか分からないのですが、個人購入の場合は事前に買っておくことを強くおすすめします。

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